この記事でわかること
- 自動思考とは何か
- ネガティブ思考との関係
- 認知行動療法(CBT)の考え方
- 当センターで行う心理カウンセリングについて
「どうせ私なんて…」と思ってしまう。
「また失敗するかもしれない」と考えて行動できない。
「相手に嫌われたのでは?」と何度も考えてしまう。
このような考えが何度も頭に浮かび、 気持ちが落ち込んだり、不安が強くなったりしていませんか?
実は、このような考え方の背景には、 「自動思考」と呼ばれる心の働きが関係していることがあります。
まずは、ご自身の思考パターンを確認してみましょう。
- 失敗すると「自分はダメだ」と思ってしまう
- 悪い結果ばかりを想像してしまう
- 他人の評価が気になってしまう
- 小さなミスでも何度も思い返してしまう
- 自分を責めることが多い
いかがでしたか?
2〜3項目以上当てはまる場合は、
「考え方のクセ(認知の偏り)」
がストレスや不安を大きくしている可能性があります。
私たちは日常生活の中で、出来事そのものよりも、
「その出来事をどう受け止めたか」
によって感情が大きく左右されます。
例えば同じ出来事でも、
- 「失敗したから自分はダメだ」
- 「今回はうまくいかなかっただけ」
- 「次は改善できそうだ」
このように捉え方が違うだけで、 感じる不安や落ち込み、行動にも大きな違いが生まれます。
そのため、 不安や落ち込みを改善するためには、 感情だけに目を向けるのではなく、 「どのような思考が繰り返されているのか」 を理解することが大切です。
認知行動療法(CBT)は、 こうした自動思考や思考のクセを整理し、 より現実的で柔軟な考え方へ導いていく心理療法の一つです。
なぜ同じ出来事でも、落ち込みやすい人とそうでない人がいるのでしょうか?
仕事で注意されたり、 人間関係で思うようにいかなかったりした時、 同じ出来事であっても、 受け止め方は人それぞれ異なります。
その違いを生み出している一つが、 「自動思考」 と呼ばれる心の働きです。
自動思考とは
自動思考とは、 ある出来事が起きた瞬間に、 無意識のうちに頭へ浮かんでくる考えやイメージのことです。 私たちは一日に何万回もの思考を繰り返していると言われていますが、 その多くは意識することなく自然に生まれています。
- 「自分には無理だ」
- 「また失敗するかもしれない」
- 「嫌われてしまったのでは?」
- 「全部自分が悪い」
こうした自動思考は、 瞬間的に浮かぶため本人も気付きにくく、 気分や行動へ大きな影響を与えることがあります。
ネガティブ思考との関係
自動思考そのものが悪いわけではありません。 しかし、 無意識に浮かぶ考えが否定的な内容へ偏ってしまうと、 気持ちも落ち込みやすくなり、 行動にもブレーキがかかってしまいます。
例えば、
- 「失敗=自分には価値がない」
- 「一度断られた=誰にも必要とされていない」
- 「うまく話せなかった=嫌われた」
このように、 実際の出来事以上に悲観的な解釈をしてしまうことがあります。
こうした思考が繰り返されることで、 不安や落ち込みが強くなり、 新しいことへ挑戦する意欲まで低下してしまう場合があります。
思考・感情・行動は互いに影響しています
認知行動療法では、 「出来事」そのものではなく、 その出来事をどのように受け止めたかが、 感情や行動へ影響すると考えます。
- 出来事
- 自動思考
- 感情
- 行動
例えば仕事で注意を受けた時、 「自分はダメだ」 と思えば落ち込み、 行動も消極的になります。 一方で、 「今回は改善点を教えてもらえた」 と考えれば、 前向きに取り組むこともできます。
つまり、 出来事を変えることが難しくても、 考え方のクセに気付き、 見直していくこと は可能なのです。
認知行動療法(CBT)では何を行うのでしょうか?
「認知行動療法」という名前を聞くと、 難しい心理療法のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、 「考え方・感情・行動」のつながりを整理し、 より現実的で柔軟な考え方を身につけていく心理療法 です。
ネガティブな感情だけを無理に前向きへ変えるのではなく、 その背景にある思考のクセへ気付き、 少しずつ捉え方を見直していくことを目指します。
認知行動療法では、 「出来事」ではなく、 出来事をどのように受け止めたか を一緒に整理していきます。
例えば、 仕事で上司から指摘を受けた場面を考えてみましょう。
認知行動療法の考え方
- 出来事:上司から仕事の改善点を伝えられた
- 自動思考:「自分は仕事ができない人間だ」
- 感情:落ち込み・不安・自己否定
- 行動:発言を避ける・新しい仕事へ挑戦できない
このように、 瞬間的に浮かんだ自動思考によって、 感情や行動が大きく左右されることがあります。
認知行動療法では、
- 本当にその考えは事実なのか
- 他の捉え方はできないか
- 思い込みが強くなっていないか
- 現実的な見方は何か
といった視点から、 一緒に考え方を整理していきます。
「無理にポジティブになる」ことが目的ではありません。 物事をより客観的に捉えられるようになることで、 不安や落ち込みを軽減し、 自分らしい行動を選択できるようサポートしていきます。
当センターでは、一人で抱え込まないための心理カウンセリングを行っています
認知行動療法では、 考え方を無理に変えることが目的ではありません。 まずは、 「どのような場面で、どのような考えが浮かび、どのような気持ちになるのか」 を整理し、自分自身を理解することから始まります。
しかし、 自分一人で思考のクセに気付くことは意外と難しいものです。 無意識に繰り返している考え方ほど、 自分では「当たり前」になってしまっているため、 客観的に見直すことが難しい場合があります。
だからこそ、 第三者と一緒に整理していくことで、 自分では気付かなかった思考パターンが見えてくることがあります。
当センターでは、 臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリングを通して、 一人ひとりのお悩みや生活背景を丁寧にお伺いしながら、 認知行動療法の考え方を取り入れたサポートを行っています。
カウンセリングで大切にしていること
- 現在抱えている悩みを整理する
- 自動思考や考え方のクセを一緒に確認する
- 感情や身体症状との関係を整理する
- より現実的な考え方を一緒に見つける
- 日常生活で実践できる対処法を考える
認知行動療法は、 答えを一方的に伝える心理療法ではありません。 カウンセラーと一緒に考え、 「自分らしい考え方」や「自分に合った対処法」を見つけていくことを大切にしています。
「こんなことで相談していいのかな…」 「自分の考え方がおかしいのではないか…」 そう感じている方も少なくありません。 当センターでは、 安心してお気持ちを話せる環境づくりを大切にしていますので、 どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。
心理検査を活用し、自分自身をより深く理解することも大切です
認知行動療法では、 現在抱えている悩みだけではなく、 「自分がどのような考え方の傾向を持っているのか」 を理解することも重要になります。
「なぜ同じようなことで落ち込んでしまうのだろう」 「人の評価が気になってしまう」 「物事を悲観的に考えてしまう」 こうした悩みの背景には、 ご自身でも気付いていない思考や性格傾向が関係している場合があります。
心理検査は、 「良い・悪い」を判断するためのものではありません。 ご自身の考え方や感じ方の特徴を客観的に知り、 自己理解を深めるための一つの方法です。
当センターでは、 臨床心理士・公認心理師が心理検査の結果を丁寧にご説明し、 現在のお悩みと照らし合わせながら、 一人ひとりに合わせたサポートをご提案しています。
心理検査から分かること
- 考え方や認知の傾向
- ストレスの感じやすさ
- 不安や落ち込みの特徴
- 対人関係の傾向
- 感情との付き合い方
- 今後のサポートの方向性
検査結果だけで判断することはありません。 カウンセリングでお話を伺った内容や生活背景も踏まえながら、 総合的に状態を把握し、 今後どのようなサポートが必要かを一緒に考えていきます。
当センターには臨床心理士・公認心理師が多数在籍しているため、 心理検査から結果説明まで比較的スムーズに対応できる体制を整えています。 検査結果をご自身の「性格」と決めつけるのではなく、 より良い生活を送るためのヒントとして活用していただくことを大切にしています。
ネガティブ思考を変える第一歩は、「自分を知ること」から始まります
一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください
「いつも悪い方向へ考えてしまう」
「不安や落ち込みから抜け出せない」
「自分の考え方に自信が持てない」
そんなお悩みを抱えている方へ、 当センターでは臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリングを行っています。 認知行動療法や心理検査を通して、 ご自身の思考や感情を整理し、 一人ひとりに合わせたサポートをご提案しています。
「何が原因なのか分からない」 「まずは話だけ聞いてみたい」 そのような段階でも構いません。 安心してご相談いただける環境づくりを大切にしています。
このようなお悩みはありませんか?
- いつも悪い方向へ考えてしまう
- 自分を責めてしまうことが多い
- 不安や緊張が続いている
- 自己肯定感を高めたい
- 考え方のクセを見直したい
- 認知行動療法について相談してみたい
認知行動療法や心理カウンセリングについて お気軽にお問い合わせください
お問い合わせはこちら心理検査やカウンセリング内容についてもご案内しております。 ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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